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生活習慣病
成人病は加齢以外にいろいろな生活習慣に関連しているとして、
「生活習慣病」との概念が普及してきています。
白質病変を脳梗塞、あるいは無症候性脳梗塞とする医師たちは、めまいもまた生活習慣病として説明しようとしています。
しかし、それが正しいかどうかには疑問がもたれます。
めまいの原因を、高血圧、高コレステロール、糖尿病に結びつけることには慎重を要すると思われます。
たしかに、めまいに悩む若い人でも、ごくまれに成人病らしき病気がありますが、一概に原因とは言えません。
めまい症状の強い場合、当然血圧はあがります。天井が回ればびっくりして血圧が上がるのはあたりまえです。
コレステロールもめまいの人では高くなっています。
しかし、症状改善にともなって、運動や行動の範囲が増えてくると、いわゆる運動不足が解消された結果、コレステロール、血圧、さらに血糖値がともに正常化する人が少なくありません。
また、くびこりの強い方では、頸部にある交感神経の興奮性が高まった状態があり、血圧も高い状態ですが、肩こり、くびこりの定期的マッサージで楽になった後では、これらの数値が改善していることが、しばしば見られます。
一概に、なんでも生活習慣病とするには矛盾があります。
もっともいけない生活習慣病は、病気のことをきっちりと理解しないままで、病院通いする〝患者さんの生活習慣〟です。