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脳脊髄液減少症

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脳脊髄液減少症

近年、頭痛やめまいの原因としてマスコミなどで有名になった病気に「脳脊髄液減少症」があります。患者さんの中には、その病気ではないかと質問を受けます。この病気が多いかどうかについては、多くの医者の間で、賛否両論があり、どちらかというと否定的な意見のほうが多いように思います。 わたくし個人的にも、このような病気を疑って、造影剤を用いた脳MR撮影を施行しましたが、このような病気を診断できておりません。正確なことは言えませんが、ご参考までに病気の紹介を致します。

脳脊髄減少症が疑われる症状

  • 座位・立位で症状が増悪し、臥位で症状が軽快する
  • 多量(1,500~2,000ml/日)の飲水で症状が軽快する
  • 軽度の脱水(発熱、下痢、夏季)で症状が増悪する
  • 気圧の変動時(特に低下)に症状が増悪する

国際頭痛分類の診断基準
診断基準

A.頭部全体および・または鈍い頭痛で、座位または立位をとると15分以内に増悪し、以下のうち少なくとも1項目を有し、かつ、Dを満たす

  • 頚部硬直
  • 耳鳴
  • 聴力低下
  • 光過敏
  • 悪心

B.少なくとも以下の1項目を満たす

  • 低髄液圧の証拠をMRIで認める(硬膜の増強など)
  • 髄液漏出の証拠を通常の脊髄造影、CT脊髄造影、または脳槽造影で認める
  • 座位髄液初圧は60mmH2O未満

C.硬膜穿刺その他髄液瘻の原因となる既往がない

D.硬膜外圧液パッチ後、72時間以内に頭痛が消失する

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